来週の日本株で注目される商社株と三菱商事の動きを表したサムネイル画像です。
来週の商社株は、三菱商事の上昇が続くかが注目点です。9月25日は前日比+1.00%でしたが、9月14日比では2.64%下落しています。同期間に日経平均が4.52%上昇したことを踏まえると、持ち株の見通しを指数の強さだけで判断するのは難しい状況です。
本稿は9月27日、日曜日時点の来週見通しです。国内株は25日の大引けの値を基準に、週明けの寄り前から確認したい数字を整理します。
三菱商事は25日、48円高の4,859円で取引を終えました。日経平均とTOPIX連動ETFも上昇しましたが、三菱商事の上昇率は両者をやや下回っています。
| 指標 | 9月25日の終値 | 前日比 | 9月14日比 |
|---|---|---|---|
| 三菱商事 | 4,859円 | +48円、+1.00% | -2.64% |
| 日経平均 | 66,364.20円 | +850.21円、+1.30% | +4.52% |
| TOPIX連動ETF | 430.3円 | +5.5円、+1.29% | +1.65% |
9月14日比は、提供データに収録された7営業日の終値による比較です。先週一週間の騰落率とは異なります。また、TOPIX連動ETFの価格と騰落率は、TOPIXそのものの数値ではありません。
ドル円の最新値は157.19円。比較対象の前日終値158.81円から、約1.63円の円高・ドル安となっています。取得時刻は日本時間9月26日13時21分で、国内株の大引けとは時点が異なります。
三菱商事を保有している場合、日経平均の上昇とは分けて株価を点検する必要があります。9月14日の三菱商事は4,991円で、25日の終値はそこから132円低い水準です。25日に上がったことと、この期間の下落を取り戻したことは同じではありません。
日経平均だけでは足りない理由は、今回の数字にはっきり表れています。14日比では日経平均が4.52%高、TOPIX連動ETFが1.65%高なのに対し、三菱商事は2.64%安でした。地合いと持ち株の動きを見比べるには、三つを並べるほうが実態をつかめます。
ただし、ほかの商社の株価は示されていません。三菱商事の下落を商社株全体の動きとみなすことはできません。
材料面で確認できるのは、直近のドル円が円高方向に動いたことです。ただ、この円高が三菱商事の株価をどれだけ動かしたかは、提供データからは分かりません。株価と為替では比較期間や取得時点も異なり、両者をそのまま因果関係で結ぶのは避けたいところです。
資源価格や海外景気についても、今回の資料には判断に必要な数値や会社説明がありません。三菱商事の9月14日以降の下落を、資源安や海外景気への懸念によるものとは断定できず、それらをどこまで織り込んだかも判断できません。
週明けは、三菱商事が25日終値の4,859円からどう動くかを最初に見ます。寄り付きの方向に加え、大引けまで上昇を保てるかが確認点です。
| 次に見る数字 | 今回の基準 | 確認すること |
|---|---|---|
| 三菱商事の株価 | 4,859円 | 25日からの上昇が続くか |
| 三菱商事の9月14日終値 | 4,991円 | 132円の差が縮まるか |
| TOPIX連動ETFと日経平均 | 430.3円、66,364.20円 | 三菱商事の騰落率との差が縮まるか |
| ドル円 | 157.19円 | 週明けも円高方向に動くか |
4,991円は過去の比較基準であり、上値の目標や抵抗線を示す数字ではありません。為替も、週明けの寄り前に更新された値で確認する必要があります。
三菱商事が4,859円を上回って推移し、日経平均やTOPIX連動ETFとの騰落率の差も縮まれば、指数に比べて弱かった動きが改善していると判断する根拠になります。4,991円まで戻れば、9月14日比の下落を取り戻したことになります。
一方、指数が上昇しても三菱商事が下落し、差が広がるなら、25日の上昇だけで見方を変える根拠は乏しいままです。来週の見通しは、まず株価の持続性と指数との差から判断し、下落理由については新たな材料が確認できた段階で見直します。