商社株を見るなら、三菱商事の指数超えが続くか

寄り前の日本株の商社株、三菱商事、日経平均、ドル円を6コマで整理した画像
寄り前の日本株は商社株と三菱商事を中心に、日経平均、ドル円、確認ポイントを6コマで整理します。

三菱商事は指数より強かった

結論は、三菱商事が前週末に見せた指数以上の強さを、31日の寄り付き後も保てるかです。三菱商事は8月28日に+1.03%、日経平均は+0.41%、TOPIX連動ETFは+0.61%でした。

寄り前の段階で確認できるのは、前週末の相対的な強さまでです。31日も上値を追うとは断定できません。

前週末は4,786円だった

前週末と31日寄り前の実数は次の通りです。

項目 基準時点 実数 前日比
三菱商事 8月28日大引け 4,786円 +1.03%
日経平均 8月28日取引終了時 66,405.56ポイント +0.41%
TOPIX連動ETF 8月28日大引け 432.0円 +0.61%
ドル円 8月31日8時30分 160.17円 +0.53%

三菱商事は、日経平均とTOPIX連動ETFの上昇率をともに上回りました。前週末の地合いに連れただけでは説明しきれない値動きですが、上昇理由までは今回のデータから特定できません。

持ち株は指数比で見る

日経平均だけでは足りません。日経平均が+0.41%だった一方、別の物差しとなるTOPIX連動ETFは+0.61%、三菱商事は+1.03%でした。二つの指数関連データと比べることで、三菱商事が市場より強かったかを判断できます。

三菱商事を持つ方は、寄り付きの上げ下げに加え、同時刻の日経平均とTOPIX連動ETFに対する騰落率を見ます。ほかの商社株については数値がないため、三菱商事の上昇を商社株全体の動きとはみなせません。

上昇理由は特定できない

確認できる材料は、前週末の株価と指数、31日朝のドル円です。ドル円の160.17円は31日8時30分の値で、三菱商事の+1.03%は28日の大引け時点です。時間が異なるため、160.17円を前週末の上昇理由にはできません。

取得データには資源価格、海外景気を示す指標、三菱商事固有の材料がありません。為替を含め、どの要因が株価に反映されたかは判断できない状況です。

次は4,786円との差を見る

寄り付き後に見る数字は、まず三菱商事の前週末終値4,786円との差です。その時点の騰落率を、日経平均の66,405.56ポイント、TOPIX連動ETFの432.0円を基準にした騰落率と並べます。

ドル円は、8時30分の160.17円からどちらへ動いたかを添えます。株価と為替を同じ時間帯で比べることが大切です。

指数超えが消えれば見方を変える

三菱商事の対前週末騰落率が日経平均とTOPIX連動ETFをともに上回れば、相対的な強さが続いていると確認できます。両方を下回るなら、前週末の指数超えが続くという見方は取り下げます。

三菱商事だけが4,786円を下回り、二つの指数関連データが前週末を上回る場合も判断を変える条件です。反対に市場全体と同程度の値動きなら、三菱商事固有の強さとは分けて見ます。

参考データ