
来週は国内外のずれを見ます
来週の日本株では、東京エレクトロンとアドバンテストが、米半導体指数の下落後も同じ方向を保てるかが焦点です。8月28日の大引けでは東京エレクトロンが+0.41%、アドバンテストが+1.91%でした。その後に取引を終えた米半導体指数は-3.47%です。国内2銘柄の終値は米半導体指数の下落前に形成されており、反応は次の取引時間に確認します。
これは8月30日の日曜日時点でまとめた来週見通しです。特定日の寄り付き水準を予想するものではありません。
国内は上昇、米国は下落です
実数では、国内の主要指標と半導体2銘柄が上昇する一方、米半導体指数は下落しました。
| 対象 | 直近値 | 前日比 | 8月20日起点比 |
|---|---|---|---|
| 東京エレクトロン | 56,230円 | +0.41% | +4.09% |
| アドバンテスト | 35,270円 | +1.91% | -0.25% |
| 米半導体指数 | 11,469.662 | -3.47% | -2.80% |
| 日経平均 | 66,405.56 | +0.41% | +0.29% |
| TOPIX連動ETF | 432円 | +0.61% | +2.18% |
| ドル円 | 160.04円 | +0.45% | +1.11% |
8月20日起点比は、各系列の日次終値を比べた数字です。収録セッション数は東京エレクトロン、アドバンテスト、TOPIX連動ETFが7、日経平均と米半導体指数が6、ドル円が8です。
持ち株は銘柄別に見ます
東京エレクトロンを持つ場合、8月20日からの7セッションでは+4.09%です。これに対し、アドバンテストは28日に+1.91%上昇したものの、同じ起点との比較では-0.25%でした。1日の値動きと短期の累計がそろっておらず、半導体株を一括りにはできません。
半導体株以外を含む持ち株では、日経平均だけでは地合いをつかみ切れません。日経平均は28日に+0.41%、8月20日起点で+0.29%でした。一方、TOPIX連動ETFは28日に+0.61%、同じ起点で+2.18%です。さらに、東京エレクトロンとアドバンテストの値動きにも幅があります。日経平均の上昇だけで、持ち株全体や半導体株の強さを決めるのは早計です。
材料は取引時間の差です
確認できる材料は、価格の並びと取引時間の差です。東京エレクトロンとアドバンテストの28日終値は、米半導体指数が-3.47%となる前に形成されました。このため、米半導体指数の下落を28日の国内株上昇の理由にはできません。反応が表れるかどうかは、次の取引時間で見ます。
ドル円は160.04円、前日比+0.45%でした。ただし、この数値だけで両社の値動きや業績への影響は断定できません。EVIDENCE_JSONには両社の開示表題と本文がないため、個別のTDnet材料も本稿では挙げません。
次は四つの数字を見ます
見る順番は次の通りです。
1. 東京エレクトロンの56,230円とアドバンテストの35,270円。次の寄り付きと大引けで、2銘柄が前日終値に対して同じ方向かを見ます。
2. 米半導体指数の11,469.662。次の米国市場で、この水準を上回るか下回るかを確認します。
3. 日経平均の66,405.56とTOPIX連動ETFの432円。両方の向きがそろうか、半導体株だけが異なるかを分けます。
4. ドル円の160.04円。この水準からの変化は確認しますが、為替だけで半導体株の方向は決めません。
判断は方向がそろうかで変わります
慎重な見方を強める条件は、東京エレクトロンとアドバンテストがそろって前日終値を下回り、その後の米半導体指数も11,469.662を下回ることです。国内外の半導体株が下向きでそろったと読めます。
見方を改める条件は、国内2銘柄が前日終値を上回り、次の米半導体指数も11,469.662を上回ることです。米国と日本のずれが縮まります。片方の銘柄だけが動く場合は、半導体株全体ではなく、銘柄ごとの値動きとして分けます。
日経平均とTOPIX連動ETFが同じ方向で、半導体2銘柄だけが逆に動くなら、全体の地合いと半導体株の動きは切り分けて判断します。いずれも先の値動きを断定する条件ではなく、来週のデータで見方を更新する基準です。