
来週は指数のずれを見る
日曜日の時点では、月曜日の寄り付きを決め打ちできる材料はありません。来週は、ソフトバンクGと日経平均、TOPIX連動ETFの方向がそろうかを見ます。
8月21日の大引けでは、ソフトバンクGが-2.45%、日経平均が-0.30%でした。一方、TOPIX連動ETFは+0.31%です。日経平均とTOPIX連動ETFの方向が分かれており、日本株全体を一つの数字で捉えにくい状態でした。
ソフトバンクGは日経平均への指数寄与度が大きい値がさ株です。このため、日経平均だけを見ると、持ち株の値動きとのずれを見落とすことがあります。ただし、今回のデータから同社が日経平均を何円押し下げたかは算出できません。
実数は方向が分かれた
| 指標 | 8月21日の終値 | 前日比 | 8月13日終値比 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンクG | 5,255円 | -2.45% | -5.74% |
| 日経平均 | 66,016.36 | -0.30% | -3.36% |
| TOPIX連動ETF | 424.1円 | +0.31% | -2.60% |
| ドル円 | 158.94円 | +0.04% | -0.24% |
| ナスダック | 26,180.455 | +0.43% | -2.32% |
TOPIX連動ETFは、TOPIXそのものの指数値ではありません。今回はTOPIXの流れを確かめる参考値として使います。
持ち株は二つに分ける
ソフトバンクGを持つ投資家は、1日の下落と8月13日からの下落を分けて見る必要があります。前日比は-2.45%ですが、8月13日終値からは-5.74%です。来週は5,255円を基準に、寄り付きだけでなく大引けでも値を戻せるかが確認点になります。
同社を保有していない場合は、日経平均の下落だけで持ち株の地合いを判断しにくいところです。8月21日はTOPIX連動ETFが上昇しており、日経平均とは逆方向でした。持ち株を日経平均と比べるだけでなく、TOPIX連動ETFとの違いも見ておきたい局面です。
材料は米株と為替を分けて見る
8月21日のナスダックは+0.43%でした。ドル円は158.94円で、前日比+0.04%と小幅な動きです。この二つだけでは、ソフトバンクGが下落した理由も、来週の方向も決まりません。
提示されたデータには、今回の下落を説明するソフトバンクG固有のニュースや開示内容がありません。ナスダックの上昇をそのまま同社株の上昇材料とみなしたり、為替を下落理由と断定したりすることは避けます。
次は三つの水準を見る
第一は、ソフトバンクGの5,255円です。次の取引日の寄り付きと大引けが、この終値を上回るか下回るかを見ます。
第二は、日経平均の66,016.36とTOPIX連動ETFの424.1円です。両者が同じ方向へ動くのか、8月21日のように方向が分かれるのかで、持ち株を見る軸が変わります。
第三は、ドル円の158.94円とナスダックの26,180.455です。日本株の寄り前に最新値を確認しますが、ソフトバンクGや国内指数の実際の値動きと併せて判断します。
方向がそろえば見方を変える
判断を変える条件は、ソフトバンクGと二つの指数参考値の方向がそろうことです。ソフトバンクGが次の大引けで5,255円を上回り、日経平均とTOPIX連動ETFも上昇すれば、8月21日に見られたずれは縮まります。
反対に、ソフトバンクGが5,255円を下回る一方でTOPIX連動ETFが底堅ければ、日経平均と持ち株を分けて見る姿勢を保ちます。いずれも売買の結論ではなく、来週の値動きを整理するための条件です。