今週の日本株振り返り、東京エレクトロンは8月13日比8.71%安

今週の日本株の半導体株、東京エレクトロン、日経平均、ドル円を6コマで整理した画像
今週の日本株は半導体株と東京エレクトロンを中心に、日経平均、ドル円、確認ポイントを6コマで整理します。

半導体株は一枚岩ではない

東京エレクトロンは8月21日に+0.50%と上昇しましたが、8月13日比では-8.71%です。アドバンテストは同日+1.53%、8月13日比では-0.11%でした。同じ半導体株でも、期間を広げると差がはっきりしています。

米半導体指数は8月21日に-0.51%、8月13日比では-5.75%です。金曜の日本株と米国の半導体株は同じ方向ではありませんでした。半導体株の上値を考える際は、東京エレクトロンだけでなく、アドバンテストと米半導体指数を分けて見る必要があります。

8月22日は週末・休場です。本稿は週末の振り返りであり、当日の寄り付き予想ではありません。

数字は期間によって見え方が違う

前日比と8月13日比を分けると、金曜の上昇だけでは見えない値動きが分かります。

指標 直近値 前日比 8月13日比
東京エレクトロン 54,290円 +0.50% -8.71%
アドバンテスト 35,900円 +1.53% -0.11%
米半導体指数 11,740.374 -0.51% -5.75%
日経平均 66,016.36 -0.30% -3.36%
TOPIX連動ETF 424.1円 +0.31% -2.60%
ドル円 158.94円 +0.04% -0.24%

日本株は8月21日の大引け、米国株は同日の米国市場、ドル円は8月22日午前7時59分時点です。8月13日比は日次終値を基準とし、日経平均は6取引日、国内株と米国株は7取引日、ドル円は8取引日のデータです。

日経平均だけでは持ち株を測れない

日経平均だけでは、今回の持ち株の値動きを捉えきれません。8月21日は日経平均が-0.30%だった一方、TOPIX連動ETFは+0.31%でした。東京エレクトロンは+0.50%、アドバンテストは+1.53%です。同じ取引日でも方向が分かれています。

東京エレクトロンを持つ投資家にとっては、金曜の上昇より、8月13日の59,470円から54,290円まで下げた経過が重要です。アドバンテストは35,940円から35,900円で、同期間ではほぼ同水準にあります。半導体株を一括りにすると、この差を見落とします。

TOPIX連動ETFはTOPIXそのものではなく、方向を見るための代替データです。それでも日経平均と逆方向だったため、持ち株の地合いを日経平均だけで判断するには足りません。

材料は米半導体指数、需給は一週遅れ

確認できる材料は、市場価格、金利、投資家別需給です。企業固有のニュースは提示されていないため、東京エレクトロンの8月13日比下落を個別材料と結びつけることはできません。

8月21日のナスダックは+0.43%でしたが、米半導体指数は-0.51%でした。8月13日比でも、ナスダックの-2.32%に対し、米半導体指数は-5.75%です。米国株全体と半導体株の値動きにも差があります。

ドル円は158.94円で、前日の158.883円から小幅に動きました。米10年金利は4.738%と前日の4.696%を上回り、日本10年国債利回りも2.875%と前日の2.855%を上回っています。ただし、これらの変化と日本の半導体株との因果関係は、このデータだけでは確認できません。

需給は8月10日から14日までの東証プライムが最新です。海外投資家は2109.41億円の買い越し、個人は6387.17億円の売り越しでした。今週より前の集計であり、8月21日の値動きを直接説明する数字ではありません。

次は基準値との距離を見る

次に見る数字は、米半導体指数の11,800.0195、東京エレクトロンの59,470円、アドバンテストの35,940円です。いずれも前日終値または8月13日の基準値で、現在値との距離を比べられます。

米半導体指数は11,740.374で、前日終値を59.6455下回りました。東京エレクトロンは8月13日の水準を5,180円下回る一方、アドバンテストとの差は40円です。この違いが縮まるか、残るかを見ます。

指数では、日経平均の66,016.36と前日終値66,216.7891、TOPIX連動ETFの424.1円と前日終値422.8円を比べます。ドル円は158.94円と、8月13日の159.328円が確認点です。

三つがそろえば見方を変える

半導体株全体への見方を変える条件は、米半導体指数、東京エレクトロン、アドバンテストの方向がそろうことです。8月21日は日本の2銘柄が上昇し、米半導体指数は下落したため、この条件を満たしていません。

東京エレクトロンが59,470円、アドバンテストが35,940円という8月13日の水準をそろって回復すれば、銘柄間の差は縮まります。片方だけが回復する場合は、半導体株全体ではなく個別差を優先します。

日経平均とTOPIX連動ETFが同じ方向に動くことも、地合いを見る条件です。逆方向が続く間は、日経平均の騰落だけで持ち株全体を判断できません。いずれも売買を急ぐための予想ではなく、次の値動きを確かめるための条件です。

参考データ