半導体株の見通し、大引けはアドバンテストと東京エレクトロンで明暗

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大引けの日本株は半導体株とアドバンテストを中心に、日経平均、ドル円、確認ポイントを6コマで整理します。

半導体株は足並みがそろっていません

8月24日の大引けは、半導体株を一括りにできない結果でした。アドバンテストは-3.90%と大きく下げた一方、東京エレクトロンは+1.58%で引けています。

日経平均は-0.74%でしたが、TOPIX連動ETFは+0.14%でした。指数の方向も分かれています。この日の地合いを日経平均だけで判断すると、持ち株の実際の値動きとのずれが生じます。

数字は個別差を示しています

対象 終値または値 前日比 直近7取引日の騰落率
日経平均 65,528.09 -0.74% -4.64%
TOPIX連動ETF 424.70円 +0.14% -2.99%
アドバンテスト 34,500円 -3.90% -6.43%
東京エレクトロン 55,150円 +1.58% -6.73%
米半導体指数 11,740.374 -0.51% -5.75%
ドル円 159.09円 +0.13% -0.21%

アドバンテストは前日から1,400円下落しました。東京エレクトロンは860円上昇しています。値がさの半導体株でも、同じ方向には動きませんでした。

直近7取引日では、アドバンテストが6.43%下落し、東京エレクトロンも6.73%下落しています。米半導体指数も5.75%下げました。当日は方向が分かれたものの、7取引日で見ると三つとも下落しています。

持ち株は銘柄ごとに見ます

アドバンテストを持つ投資家には、日経平均の-0.74%よりも大きな下落でした。まず確認したいのは、同社だけの弱さが続くのか、米半導体指数や東京エレクトロンも再び同じ方向へ動くのかです。

東京エレクトロンは当日こそ+1.58%でしたが、直近7取引日では-6.73%です。一日の上昇だけで、それまでの下落が戻ったとは判断できません。

半導体株以外も含めて長期保有している場合は、日経平均の下落率を持ち株全体へそのまま当てはめないことが大切です。TOPIX連動ETFは+0.14%であり、少なくとも二つの指標は反対方向でした。

個別の下落材料は確認できません

今回のデータには、アドバンテストの下落理由を特定できる個別ニュースや開示内容がありません。米半導体指数は米国時間の8月21日に-0.51%でしたが、この数字だけをアドバンテスト下落の原因とは断定できません。

同じ国内半導体株でも、東京エレクトロンは+1.58%でした。少なくとも両社の当日の値動きからは、半導体株への物色が一方向だったとは確認できません。

ドル円は159.09円でした。前日比では円安方向ですが、アドバンテストと東京エレクトロンの明暗を為替だけで説明できる根拠もありません。

次は三つの数字を見ます

第一は米半導体指数の前日比です。直近は-0.51%、7取引日では-5.75%でした。次の取引で下落が続くのか、方向が変わるのかを確認します。

第二はアドバンテストと東京エレクトロンの前日比です。二銘柄が同じ方向へ動くか、再び分かれるかが、半導体株の地合いを測る手掛かりになります。

第三は日経平均とTOPIX連動ETFの方向です。日経平均-0.74%に対してTOPIX連動ETF+0.14%という違いが続く間は、日経平均だけで持ち株全体を判断しにくい状況です。

方向がそろえば判断を変えます

米半導体指数が上昇し、アドバンテストと東京エレクトロンもそろって上昇するなら、半導体株の方向がそろったと判断しやすくなります。

反対に、米半導体指数の下落が続き、国内二銘柄もそろって下げる場合は、当日の個別差より共通した弱さを重く見ます。

アドバンテストと東京エレクトロンの明暗が続くなら、半導体株全体の見通しを一つに決めず、個別の値動きを優先します。上値を追うかどうかも、日経平均ではなく、この三つの方向がそろうかを見てからの判断になります。

参考データ