半導体株の上値を見るなら、大引けにアドバンテストの急伸の上値を追えるか

大引けの日本株の半導体株、アドバンテスト、日経平均、ドル円を6コマで整理した画像
大引けの日本株は半導体株とアドバンテストを中心に、日経平均、ドル円、確認ポイントを6コマで整理します。

半導体株が日経平均の上げを上回った。大引けの日本株は、指数の数字だけ見ると地合いが強いように見えるが、中身は値がさの半導体に物色が寄った一日だった。

日経平均は上げたが幅はばらつく

日経平均は前日比+2.08%の66970.22円で大引けした。上昇幅は1363.51円。一方、TOPIX連動ETFは+0.59%の427.6円にとどまる。日経225連動ETFは+2.00%の69320円だった。

日経平均だけで足りない理由は、この差にある。指数全体が均等に買われたのではなく、特定の値がさ株が寄与した可能性が高い。持ち株が日経平均に含まれていても、業種や値動きの厚みが違えば体感は変わってくる。

指標 終値 前日比
日経平均 66970.22円 +2.08%
TOPIX連動ETF 427.6円 +0.59%
日経225連動ETF 69320円 +2.00%
ドル円 158.45円 +0.03%
米半導体指数 12356.79 +2.56%
ナスダック 26690.62 +1.30%

ドル円は158.45円と前日比ほぼ横ばい。為替が大きく動いた一日とは言い切れない。米10年金利は4.66%と小幅に低下しているが、市場時間は8月7日分のデータだ。

半導体の持ち株は指数より大きく動いた

アドバンテストは+6.43%の34260円、東京エレクトロンは+4.13%の56750円。いずれも日経平均の+2.08%を上回る。

米半導体指数は+2.56%で、日本の主力半導体株と同方向だった。ナスダックも+1.30%。米国側の地合いと、東京の半導体物色が同じ向きに並んだ形だ。

一方、ソフトバンクGは-1.22%の5484円と逆行した。日経平均が上がっても、持ち株が必ず同じ方向とは限らない。半導体を持っているか、そうでないかで、今日の体感は分かれる。

銘柄 終値 前日比
アドバンテスト 34260円 +6.43%
東京エレクトロン 56750円 +4.13%
ソフトバンクG 5484円 -1.22%
トヨタ 2981円 +0.03%

トヨタはほぼ横ばい。輸出株の代表として見ても、今日の主役は半導体側にあった。

材料は指数の差と米国の半導体地合い

確認できる材料は、終値の並びそのものだ。日経平均とTOPIX連動ETFの開き、アドバンテストと東京エレクトロンの上昇幅、米半導体指数の+2.56%。これらが同じ方向を向いているかどうかを見るのが、今日の読み筋になる。

開示や個別の業績発表は、今回のデータには含まれていない。よって、急伸の理由を特定のニュースに結びつけることはしない。

次に見る数字は米半導体指数と主力2銘柄

半導体株の見通しを立てるなら、見る順番は次のとおりだ。

1. 米半導体指数の方向

2. アドバンテストと東京エレクトロンの終値の変化

3. 日経平均とTOPIX連動ETFの開き

4. ドル円の水準

高値追いの判断は、指数が上がったことだけでは足りない。米半導体指数が続伸するか、日本の主力2銘柄が同じ向きを保つかを確認する。

判断を変える条件

判断を変える条件は、次のような並びが崩れたときだ。

  • 米半導体指数が下げ、アドバンテストや東京エレクトロンが指数に先んじて下がる
  • 日経平均は上げてもTOPIX連動ETFが追随せず、物色がさらに偏る
  • ドル円が158.45円から大きく離れる

長期保有の前提を今日だけで変える必要はない。ただし、半導体株の上値を見るなら、米国市場との連動が続いているかを毎日の大引けで確かめる。

参考データ