
来週は日米の方向差を見る
来週は、東京エレクトロンを含む日本の半導体株が、米半導体指数の上昇に追随するかを最初に見ます。8月7日の東京市場では、東京エレクトロンが-1.50%、アドバンテストが-2.25%でした。一方、日本時間8日朝までの米国市場では、米半導体指数が+2.56%となっています。
米国の上昇は東京市場の大引け後に確定しました。日本株の8月7日終値には反映されていないため、反応は次の取引時間に確認します。これは日曜日時点の来週見通しであり、当日の寄り付き予想ではありません。
半導体主力は日米で逆方向
実数を見ると、日本の半導体主力株は下落し、米半導体指数は上昇しました。ただし、7月30日からの騰落率では、東京エレクトロンとアドバンテストはいずれもプラスです。
| 指標 | 直近値 | 当日騰落率 | 7月30日からの騰落率 |
|---|---|---|---|
| 東京エレクトロン | 54,500円 | -1.50% | +4.33% |
| アドバンテスト | 32,190円 | -2.25% | +15.23% |
| 米半導体指数 | 12,356.787 | +2.56% | +9.32% |
| 日経平均 | 65,606.71 | -0.12% | +6.04% |
| TOPIX連動ETF | 425.1円 | +0.33% | +3.00% |
| ドル円 | 157.75円 | -0.42% | -3.40% |
騰落率の比較期間は原則7取引日です。ドル円のみ8取引日となります。TOPIX連動ETFはTOPIXそのものではなく、連動商品の値動きで流れを確認しています。
持ち株は指数を分けて見る
半導体株を持つ人は、米半導体指数の+2.56%だけで日本株の方向を決められません。東京エレクトロンとアドバンテストがそろって下げた後だけに、次の取引時間で両銘柄が同じ方向を向くかが要点です。
長期保有の持ち株では、1日と複数日の値動きを分けて見ます。東京エレクトロンは当日こそ-1.50%でしたが、7月30日からは+4.33%です。アドバンテストも当日は-2.25%、同期間では+15.23%と、見る期間によって数字が大きく変わります。
日経平均だけで足りない理由も明確です。8月7日は日経平均が-0.12%だった一方、TOPIX連動ETFは+0.33%でした。両者の方向が分かれており、日経平均の小幅安だけでは持ち株全体の地合いを表せません。
材料は米半導体高と需給
週末時点の材料では、米半導体指数の上昇が目立ちます。上昇率は+2.56%で、ナスダックの+1.30%を上回りました。ただし、今回の資料には個別企業のニュースや上昇理由が含まれていません。東京エレクトロンやアドバンテストへの影響を、特定の材料と結び付けることはできません。
為替はドル円が158.409円から157.745円へ低下し、表示上は157.75円です。米10年金利は4.67%から4.66%へ下がりました。為替や金利と半導体株の因果関係は、この数字だけでは断定できません。
需給では、確認できる最新値が7月第5週です。東証プライムで海外投資家は4,903.37億円、個人は3,928.28億円、信託銀行は3,184.41億円の売り越しでした。投資信託は49.11億円の買い越しです。期間が8月7日の相場より前であり、半導体株に限った数字でもないため、来週の背景材料として扱います。
次は四つの数字を見る
最初に見るのは、米半導体指数の12,356.787です。前日終値は12,048.6904でした。次の米国市場でも前日比プラスを保てるかを確認します。
次は東京エレクトロンの54,500円と、アドバンテストの32,190円です。米国市場の上昇後、両銘柄が前日比で同じ方向を向くかが焦点になります。
三つ目は、日経平均の65,606.71とTOPIX連動ETFの425.1円です。方向差が続く場合、日経平均だけで地合いを判断するのは難しくなります。
四つ目はドル円の157.75円です。前日終値の158.409円方向へ戻るのか、157.745円からさらに低下するのかを見ます。
同時高なら見方を変える
日米の半導体株が再び連動したと判断する条件は、米半導体指数が前日比プラスを保ち、東京エレクトロンとアドバンテストもそろって前日比プラスとなることです。この条件がそろえば、米国市場と日本の装置株、検査株が同じ方向を向いたと確認できます。
反対に、米半導体指数が上昇しても日本の2銘柄が下げる場合、連動は確認できません。片方だけが上昇する場合も、半導体株全体ではなく個別株の値動きとして分けて見ます。
日経平均とTOPIX連動ETFの方向差が解消するかも判断条件です。両方が同じ方向へ動けば地合いを捉えやすくなりますが、方向が分かれたままなら、持ち株に近い指数や銘柄の実数を優先します。