日本株を見るなら、日経平均2.08%高とTOPIXの差に注目

寄り前の日本株の指数全体、日経平均、日経平均、ドル円を6コマで整理した画像
寄り前の日本株は指数全体と日経平均を中心に、日経平均、ドル円、確認ポイントを6コマで整理します。

日経平均は直近取引日の8月10日に+2.08%上昇しました。ただし、TOPIX連動ETFは+0.59%です。寄り前の結論は、日経平均の上昇を日本株全体の強さと同一視しないことです。

日経平均とTOPIX連動ETFの騰落率には1.49ポイントの差があります。値がさ株中心の上昇だったのか、幅広い銘柄へ物色が及ぶのかは、8月12日の寄り付き後に見分ける必要があります。

結論は指数を分けて見る

日経平均だけでは、持ち株の地合いを判断しきれません。直近取引日の日経平均は66,970.22ポイントまで上昇した一方、市場全体の流れを見る代替指標であるTOPIX連動ETFの上昇率は日経平均を下回りました。

寄り付き後に両者の差が縮まれば、物色が広がっていると判断する材料になります。日経平均だけが上値を追い、TOPIXが追随しなければ、指数と持ち株の値動きがそろわない可能性を残します。

実数は日経平均が先行

項目 直近値 前日比 直近7取引日
日経平均 66,970.22ポイント +2.08% +4.05%
TOPIX連動ETF 427.6円 +0.59% +2.49%
ドル円 159.29円 +0.08% +1.12%
ナスダック 26,445.445ポイント -0.60% +2.05%

日経平均とTOPIX連動ETFの株価は8月10日の大引け時点です。ドル円は8月12日午前8時29分、ナスダックは米国時間8月11日の取引を反映しています。

TOPIX連動ETFはTOPIXそのものではなく、市場全体の流れをつかむための代替指標です。この制約を踏まえても、日経平均との上昇率の差は寄り付き後に見るべき数字です。

持ち株は指数との近さで見る

日経平均に連動しやすい大型株や指数連動商品を持つ場合、直近の日経平均上昇が参考になります。ただし、日経平均の採用銘柄が一律に上昇したことを示すデータはありません。

幅広い銘柄に分散した持ち株では、TOPIX連動ETFの+0.59%がより近い物差しになります。日経平均が+2.08%だったという数字だけで、保有銘柄にも同じ強さを当てはめるのは早計です。

ドル円は159.29円です。輸出関連株を持つ場合は、この水準から円高方向、円安方向のどちらへ動くかと、実際の株価が同じ方向を向くかを分けて見ます。

材料はドル円と米国株

寄り前に確認できる外部材料は、ドル円が前日比+0.08%、ナスダックが-0.60%という組み合わせです。二つの数字だけでは、寄り付きの方向を決めつけられません。

今回の取得データにTDnetの会社開示はありません。個別企業の材料より、日経平均とTOPIXの差、ドル円、米国株を基に地合いを見極める場面です。

次はTOPIXの追随を見る

最初に見る数字は、寄り付き後の日経平均とTOPIXの騰落率です。直近の1.49ポイント差が縮むのか、残るのかで、日本株全体への物色か、日経平均に偏った動きかを分けます。

次はドル円です。159.29円からの方向と、為替の影響を受けやすい持ち株の値動きが一致するかを見ます。ナスダックは-0.60%でしたので、国内ハイテク株が同じ方向で始まるかも判断材料になります。

判断は二つの条件で変わる

TOPIXの上昇率が日経平均へ近づけば、日本株全体の地合いが強まったとみる根拠が増えます。反対に、日経平均が上値を追ってもTOPIXが追随しなければ、持ち株への影響は銘柄ごとに分かれるとの見方を保ちます。

もう一つの条件はドル円です。159.29円からの動きと持ち株の反応が一致しなければ、為替だけを材料に判断できません。8月12日の寄り前は、方向を先に決めず、日経平均とTOPIXの差を寄り付き後に測る局面です。

参考データ