大引けの日本株で注目される指数全体と日経平均の動きを表したサムネイル画像です。
9月11日の大引けは、日経平均の下落率をそのまま持ち株に当てはめられない相場でした。日経平均は前日比1.93%安。一方、幅広い日本株の動きを見る参考となるTOPIX連動ETFは0.71%安にとどまっています。
日経平均だけが下げたわけではありません。ただ、この数字だけで市場全体が同じ強さで売られたとも判断できません。日本株の見通しを考えるうえでは、両者の差が次の取引でも続くかが焦点です。
日経平均は64,011.34円で取引を終えました。TOPIX連動ETFとの下落率の差は約1.22ポイントです。
| 指標 | 終値・取得時点の値 | 前日比 | 対象時点 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 64,011.34円 | -1.93% | 9月11日大引け |
| TOPIX連動ETF | 419.70円 | -0.71% | 9月11日大引け |
| ドル円 | 154.19円 | +0.40% | 9月11日16時20分 |
| ナスダック | 26,081.725 | -0.65% | 米国9月10日終値 |
TOPIX連動ETFはTOPIXそのものの指数値ではありません。ここでは値動きの方向を比べる参考として使っています。ドル円も大引け時点の値ではなく、取引終了後の取得値です。
持ち株への影響は、個別の終値と前日比を見て判断する必要があります。今回のデータでも、トヨタは1.24%高、三菱商事は0.36%高。三菱UFJは0.03%安と、ほぼ横ばいでした。
日経平均が大きく下げても、上昇した銘柄があります。一方、この3銘柄だけで市場全体の物色を説明することもできません。値上がり・値下がり銘柄数や日経平均への寄与度がないため、値がさ株に下げが偏ったかどうかは未確認です。
持ち株の下落率が日経平均に近いのか、TOPIX連動ETFより小さいのか。まずはこの比較で、指数と持ち株の動きを分けて捉えたいところです。
周辺材料では、前日のナスダックが0.65%下落しています。ドル円は前日基準の153.573円から154.19円へ、円安・ドル高方向に動きました。
ただし、これらの数字だけで日本株の下落要因は特定できません。円安が個別株の買い材料になったか、米株安がどこまで売りにつながったかも、今回の資料では確認できない範囲です。
次の取引では、日経平均とTOPIX連動ETFの前日比を並べ、今回の下落率の差が縮まるかを見ます。比較の基準は、日経平均の64,011.34円とTOPIX連動ETFの419.70円です。いずれも今回の終値であり、下値支持線と確認された水準ではありません。
そのうえで持ち株の前日比を重ねれば、指数の戻りについていく銘柄と、戻りの鈍い銘柄を区別できます。ドル円の154.19円とナスダックの26,081.725も、次に値を確認する際の比較基準になります。
日経平均とTOPIX連動ETFがそろって下げを深めるなら、幅広い日本株の地合いも弱まっている可能性を考える必要があります。反対に、日経平均が下げてもTOPIX連動ETFが横ばいか上昇なら、日経平均だけで持ち株全体を判断しない姿勢が引き続き大切です。
両者がそろって上昇に転じれば、今回の下落が続くという見方は見直します。ただし、市場全体に買いが広がったとの判断には、値上がり銘柄数などの追加データも必要です。