大引けの日本株で注目される半導体株とアドバンテストの動きを表したサムネイル画像です。
9月10日の大引けは、アドバンテストが前日比+3.29%と上昇した一方、東京エレクトロンは-1.66%でした。前日の米半導体指数は上げましたが、日本の主力2銘柄は方向が分かれています。半導体株の上値を考えるうえでは、アドバンテストの強さを業種全体に当てはめないことが大切です。
日経平均は128.17円高の65,270.95円、前日比+0.20%で取引を終えました。TOPIX連動ETFも+0.31%でしたが、半導体の主力2銘柄には、これらを上回る値動きが出ています。
| 指標・銘柄 | 終値・取得時点の値 | 前日比 |
|---|---|---|
| アドバンテスト | 33,920円 | +1,080円、+3.29% |
| 東京エレクトロン | 52,810円 | -890円、-1.66% |
| 日経平均 | 65,270.95円 | +128.17円、+0.20% |
| TOPIX連動ETF | 422.7円 | +1.3円、+0.31% |
| 米半導体指数 | 11,931.321 | +43.4509、+0.37% |
| ドル円 | 1ドル153.47円 | -0.011円、-0.0072% |
国内株は9月10日の終値、米半導体指数は米国時間9月9日の値です。ドル円は日本時間9月10日16時23分時点で、株式の大引けとは取得時刻が異なります。TOPIX連動ETFは市場の動きを補足する参考値であり、TOPIXそのものではありません。
アドバンテストを持つ人と東京エレクトロンを持つ人では、この日の保有株の評価額は逆方向に動きました。日経平均の小幅高だけを見て「半導体株も堅調だった」と受け止めると、この違いを見落とします。
アドバンテストは米半導体指数と同じ上昇方向でした。一方、東京エレクトロンは下落しており、米国の半導体株高が日本の装置・検査株に一様に表れたとはいえません。持ち株を見る際は、指数に加え、同じ半導体関連の主力銘柄とも騰落を比べる必要があります。
確認できる海外の動きは、前日の米半導体指数が+0.37%だったことです。アドバンテストの上昇とは方向が一致しますが、この数字だけで同社株が買われた理由までは特定できません。
今回の資料には、両社の値動きを説明する個別ニュースや開示本文、銘柄別の売買動向がありません。ドル円は153.47円と前日比でほぼ横ばいでしたが、為替が株価の明暗を分けたとする根拠も見当たりません。アドバンテストの上昇率だけで過熱と判断することも、現時点ではできません。
次の取引に向けては、米半導体指数の騰落と、日本の主力2銘柄が同じ方向に動くかが焦点です。比較の基準は、今回の終値に置きます。
| 次に見る数字 | 今回の基準値 | 確かめたい変化 |
|---|---|---|
| 米半導体指数 | 11,931.321 | 次の米国市場でも上昇するか |
| 東京エレクトロン | 52,810円 | 下落から上昇に転じるか |
| アドバンテスト | 33,920円 | 今回の終値を上回るか |
| 日経平均 | 65,270.95円 | 両社の騰落が指数と同じ方向か |
これらの終値は、売買の目標価格や下値のめどではありません。翌営業日の騰落を、同じ基準で比べるための数字です。
米半導体指数の上昇に続き、アドバンテストと東京エレクトロンがともに前日比で上げれば、「主力2銘柄の方向が分かれている」という今回の評価は変わります。少なくとも、この2銘柄については米国市場と足並みがそろったと判断できます。
逆に、米半導体指数が上げても東京エレクトロンの下落が続くなら、日本の半導体株を一括りに強気で見る根拠は増えません。アドバンテストも下落に転じれば、今回の上昇が翌営業日まで続かなかったことになります。上値を考える際は、一日の上昇率よりも、次の取引でこの違いが縮まるかを見たいところです。