寄り前の日本株で注目される半導体株と東京エレクトロンの動きを表したサムネイル画像です。
9月9日の寄り前は、東京エレクトロンが前日の3.30%安から持ち直すかに注目です。8日の日本市場では同社とアドバンテストが下落しましたが、その後の米国市場では米半導体指数が1.30%上昇しました。
半導体株を持つ方が次に見たいのは、国内の装置・検査株もそろって上向くかどうかです。日米の数字は取引時間が異なり、米指数高に対する日本株の反応は、9日の寄り付き以降に確かめることになります。
東京エレクトロンの前日下落率は、日経平均とTOPIX連動ETFを上回りました。9日午前8時30分時点で確認できる数字は次の通りです。
| 指標・銘柄 | 株価・水準 | 前日比 | 対象時点 |
|---|---|---|---|
| 東京エレクトロン | 54,000円 | -3.30% | 9月8日終値 |
| アドバンテスト | 33,800円 | -1.97% | 9月8日終値 |
| 日経平均 | 65,269.33円 | -1.70% | 9月8日終値 |
| TOPIX連動ETF | 422.2円 | -1.84% | 9月8日終値 |
| 米半導体指数 | 11,887.869ポイント | +1.30% | 米国9月8日終値 |
| ドル円 | 153.54円 | 0.31円の円高・ドル安 | 9月9日午前8時30分 |
TOPIX連動ETFはTOPIXそのものではなく、市場全体の動きを補う参考値です。ドル円の前日比は、配信元の前日値との比較になります。
東京エレクトロンを持つ方は、日経平均の反発だけで持ち株の地合いが改善したと判断しないことが大切です。前日は日経平均が1.70%下落したのに対し、東京エレクトロンは3.30%下落。アドバンテストも1.97%安で、下げ幅には差がありました。
一方、TOPIX連動ETFも1.84%下落しており、弱さが半導体株だけに限られていたとはいえません。9日は、持ち株が前日終値からどれだけ戻るかを、市場全体の戻りと見比べたいところです。日経平均が上がっても両銘柄が下がるなら、半導体株にも買いが及んだとは判断できません。
寄り前の材料は、日本市場の大引け後に米半導体指数が上昇したことです。米国9月8日はナスダックが0.32%下落する一方、米半導体指数は1.30%上昇しました。米国株全体の上昇ではなく、両指数で方向が分かれています。
ドル円は153.54円で、配信元の前日値より円高・ドル安です。ただし、今回のデータには両社の個別ニュースや業績見通しの変更を示す根拠がありません。前日の下落を円高だけで説明したり、米指数高から国内株の反発を断定したりすることはできません。
最初の比較基準は、東京エレクトロンの54,000円とアドバンテストの33,800円です。これは値動きを比べるための前日終値であり、下値を支える水準と確認された数字ではありません。
寄り付き後は、まず両銘柄が前日終値を上回るか、次にその水準を保てるかを見ます。そのうえで日経平均とTOPIX連動ETFの騰落率を比べれば、半導体株の戻りが市場平均より強いかを確かめられます。ドル円は、寄り前の153.54円から円高が進むか、円安方向へ戻るかが比較点です。
東京エレクトロンとアドバンテストがともに前日終値を上回り、その後も維持するなら、米半導体指数高の後に国内の装置・検査株も上向いたと評価できます。さらに市場平均を上回る上昇率となれば、半導体株の戻りの強さも確認できます。
反対に、両銘柄が前日終値を下回るなら、米指数高だけでは国内株の反発につながらなかったと判断します。一方だけが上がる場合も、半導体株全体への物色と結論づけるのは早いでしょう。上値を見込む判断は、米国の上昇率だけでなく、9日の国内株の実際の値動きに合わせて見直します。