寄り前の日本株で注目される半導体株と米半導体指数の動きを表したサムネイル画像です。
9月7日寄り前の半導体株は、米半導体指数の+3.38%を国内の主力2銘柄が引き継ぐかが焦点です。東京エレクトロンとアドバンテストの持ち株への影響は、両銘柄の寄り付きと、その後の値動きで見極めます。
前営業日の日本市場では、両銘柄とも上昇したものの、上げ幅には差がありました。ただし、この終値は今回の米指数上昇より前の数字です。米株高への反応を示したものではありません。
9月4日の日経平均は806.46円高の65,020.94円でした。一方、TOPIX連動ETFは小幅高にとどまっています。
| 指標・銘柄 | 終値・観測値 | 前日比 | 対象時点 |
|---|---|---|---|
| 米半導体指数 | 11,735.26ポイント | +3.38% | 米国9月4日 |
| 日経平均 | 65,020.94円 | +1.26% | 9月4日終値 |
| TOPIX連動ETF | 427.50円 | +0.07% | 9月4日終値 |
| ドル円 | 1ドル156.15円 | +0.32% | 9月7日8時30分 |
| 東京エレクトロン | 53,320円 | +0.04% | 9月4日終値 |
| アドバンテスト | 33,090円 | +2.51% | 9月4日終値 |
日経平均だけでは、持ち株にも上昇が及んでいるかは分かりません。今回はTOPIX連動ETFとの上昇率の差に加え、半導体の主力2銘柄にも値動きの違いがありました。日経平均の上げ幅を、そのまま持ち株の地合いに当てはめにくい相場です。
なお、TOPIX連動ETFはTOPIXそのものの数値ではなく、市場の動きを補う参考値として使っています。
東京エレクトロンとアドバンテストでは、前営業日の戻り方が異なります。東京エレクトロンは20円高とほぼ横ばいだったのに対し、アドバンテストは810円高でした。半導体株を持っていても、どちらを保有しているかで資産評価額への影響は違ってきます。
少し期間を広げると、両銘柄とも8月27日終値を下回ったままです。東京エレクトロンは同日比4.79%安、アドバンテストは4.39%安。4日の上昇だけでは、この間の下げを埋めていません。
したがって、アドバンテストの1日の上昇率だけで戻りが続くと判断することも、過熱していると決めることもできません。持ち株の上値を見る際は、当日の騰落率と、それまでの下げを分けて捉える必要があります。
今回、国内の大引け後に加わった材料は、米半導体指数の大幅高です。米国9月4日分の値は、日本時間5日朝に記録されています。東京エレクトロンとアドバンテストがこの値動きにどう反応するかは、7日の取引で初めて確かめられます。
ドル円は7日8時30分時点で156.15円と、前回終値の155.66円から円安・ドル高に動きました。ただし、この為替水準は国内2銘柄の4日終値とは観測時点が異なり、4日の株価変動の理由には結び付けられません。
米半導体指数が上昇した背景のニュースや、両社の新たな業績材料は、今回のデータには含まれていません。
寄り付き後に見る基準は、東京エレクトロンの53,320円とアドバンテストの33,090円です。両銘柄が前営業日終値を上回るか、片方だけの上昇にとどまるかを、同じ時点の騰落率で比べます。
併せて見るのは、日経平均とTOPIX連動ETFの前営業日終値比です。主力2銘柄が上がっていても、TOPIX連動ETFが横ばいなら、日本株全体にも買いが及んでいるとまでは判断できません。米指数との方向の一致と、国内市場の地合いは分けて確かめたいところです。
両銘柄がそろって前営業日終値を上回り、寄り付き後もプラスを保てば、米半導体指数と国内の主力2銘柄が同じ方向に動いていると判断できます。TOPIX連動ETFも上昇率を伸ばすなら、国内市場の地合いを判断するうえで補強材料になります。
反対に、どちらかが前営業日終値を下回れば、主力2銘柄の足並みはそろっていません。寄り付きで上昇しても、その後マイナスに転じる場合は、上昇が続いているという判断を改めます。日経平均の上げ幅よりも、持ち株が前営業日終値に対してどこにあるかを優先して見ていきます。