今週の日本株で注目される大型AI株とソフトバンクGの動きを表したサムネイル画像です。
今週は、日経平均の小幅高だけでは持ち株の動きを説明できません。8月28日の日経平均は+0.41%、TOPIX連動ETFは+0.61%でしたが、ソフトバンクGは-0.75%でした。
8月20日との比較でも、日経平均は+0.29%、TOPIX連動ETFは+2.18%です。これに対し、ソフトバンクGは-4.20%でした。指数と値がさ株の間に差が出ています。
8月29日は週末・休場です。本稿は一週間の振り返りであり、次の寄り付き予想ではありません。
実数では、幅広い銘柄の方向を映すTOPIX連動ETFが日経平均を上回りました。その中で、ソフトバンクGの弱さが目立ちます。
| 対象 | 8月28日の値 | 8月28日騰落率 | 8月20日比 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 66,405.56 | +0.41% | +0.29% |
| TOPIX連動ETF | 432円 | +0.61% | +2.18% |
| ソフトバンクG | 5,161円 | -0.75% | -4.20% |
| ドル円 | 160.04円 | +0.45% | +1.11% |
| ナスダック | 26,402.424 | -0.52% | +1.29% |
国内株の8月20日比は6取引日の終値を比べています。ドル円は8取引日、ナスダックは7取引日の比較です。TOPIX連動ETFはTOPIXそのものではなく、市場全体の方向を見るための代替データです。
ソフトバンクGを持つ投資家には、日経平均+0.41%よりも同社の-0.75%が直接響きました。1日だけでも両者の差は1.16ポイントあります。8月20日比では4.48ポイントまで開きました。
持ち株が大型AI株に偏っている場合、日経平均の上昇をそのまま自身の運用成績に当てはめることはできません。一方、業種を広く持つ場合は、日経平均に加えてTOPIX連動ETFの+2.18%も地合いを見る手掛かりになります。
日経平均だけで足りない理由は、値がさ株の動きと市場全体の方向がそろっていないためです。指数の水準に加え、持ち株そのものの騰落率を分けて見る必要があります。
ソフトバンクGが下落した理由は、今回のデータでは確認できません。会社固有の開示や、値動きとの因果関係を示す情報がないためです。ナスダックの下落や為替を、同社株の下落理由とは断定できません。
周辺の数字では、8月28日のナスダックが-0.52%でした。ただし、8月20日比では+1.29%です。ドル円は160.04円までドル高・円安方向に動き、同日比は+0.45%、8月20日比は+1.11%となりました。
需給では、8月17日から21日の東証プライムで個人が約6888億円の買い越しでした。海外投資家は約4141億円、投資信託は約606億円、信託銀行は約5226億円の売り越しです。この集計は一週前の市場全体のデータであり、ソフトバンクG個別の下落理由を示すものではありません。
次の取引時間では、まずソフトバンクGの5,161円を基準にします。前日終値の5,200円を上回れるか、8月20日終値の5,387円との差が縮むかが確認点です。
次に、日経平均の66,405.56とTOPIX連動ETFの432円を並べます。両方が同じ方向に動くのか、再び差が広がるのかで地合いの見え方が変わります。
海外ではドル円の160.04円、ナスダックの26,402.424が基準です。ただし、これらとソフトバンクGが同じ方向に動いても、それだけで因果関係は確認できません。来週の気配データは含まれていないため、寄り付きの方向は予想しません。
判断を変える第一の条件は、ソフトバンクGが5,387円を回復することです。この水準に戻れば、8月20日比の下落は解消します。その時点の日経平均とTOPIX連動ETFも比べ、指数への遅れが縮んだかを見ます。
反対に、日経平均とTOPIX連動ETFが現在値を上回る一方、ソフトバンクGが5,161円を下回るなら、持ち株と指数のずれはさらに広がります。両指数もそろって現在値を下回る場合は、個別株だけでなく地合いの変化を見直す条件になります。
現段階で確認できるのは、指数高とソフトバンクG安が並んだ事実までです。次の売買を急ぐ材料ではなく、持ち株と指数を分けて点検する局面と捉えます。