日本株を見るなら、8月20日寄り前は日経平均だけでは足りない

寄り前の日本株の指数全体、日経平均、日経平均、ドル円を6コマで整理した画像
寄り前の日本株は指数全体と日経平均を中心に、日経平均、ドル円、確認ポイントを6コマで整理します。

下げは日経平均だけではありません

20日の寄り前は、19日の下げを日経平均だけの動きとはみません。日経平均は-3.16%、TOPIX連動ETFも-3.16%でした。小数点以下2桁では同じ下落率です。今回の確認範囲では、値がさ株の影響だけでなく、広い日本株の地合いも弱かったと読めます。

ただし、20日の寄り付きを予想できる材料はそろっていません。ドル円と米国株の動きが一方向ではないため、寄り付きの気配から改めて切り分ける必要があります。

実数は二つの指数関連データが並びます

指標 終値または最新値 前日比 時点
日経平均 65326.42 -2134.31、-3.16% 8月19日
TOPIX連動ETF 417.4円 -13.6円、-3.16% 8月19日大引け
ドル円 158.22円 -1.325円、-0.83% 8月20日8時30分
ナスダック 26331.09 +41.38、+0.16% 米国市場8月19日

TOPIXは直接値ではなく、連動ETFで流れを見ています。それでも日経平均と同率安だった点は重要です。日経平均だけでは、値がさ株の影響と市場全体の動きを分けられません。今回はTOPIX連動ETFも同じ割合で下げており、日経平均だけでは足りない理由が数字に表れています。

持ち株は業種ごとに差があります

19日の大引けは、トヨタが2941.0円で-2.68%、三菱UFJが3495.0円で-4.35%、三菱商事が4648.0円で-2.72%でした。自動車株、銀行株、商社株はいずれも下げましたが、下落率は一様ではありません。

日経平均の-3.16%と比べると、トヨタと三菱商事の下げは小さく、三菱UFJは大きくなりました。持ち株への影響を見る際は、指数の方向に加え、それぞれの騰落率が指数より強いか弱いかを分けて考えたいところです。

材料の方向はそろっていません

ドル円は158.22円でした。前日終値の159.55円から1.325円下がり、円高方向に動いています。一方、米国市場ではナスダックが前日比+0.16%と小幅に上昇しました。

今回のデータには、19日の日本株下落を直接説明するニュースがありません。利益確定売り、織り込み済み、先物主導とは決めつけず、為替と米国株を別々の材料として扱います。

需給の参考値は8月第1週です。東証プライムの差引額は、海外投資家が-3762.97億円、個人が-1326.47億円、投資信託が-777.16億円、信託銀行が+1678.30億円でした。ただし、8月3日から7日までの集計であり、19日の下落理由には結びつけられません。

次は三つの数字です

1. 日経平均とTOPIX連動ETFの騰落率差です。19日は表示上、ともに-3.16%でした。寄り付き後に差が開くかを見ます。

2. ドル円の158.22円です。前日終値159.55円との間を戻すのか、さらに下回るのかで、為替の方向を確かめます。

3. 持ち株と日経平均の騰落率差です。19日はトヨタ-2.68%、三菱UFJ-4.35%、三菱商事-2.72%と差がありました。

見方が変わるのは差が開く時です

日経平均だけが下げ幅を縮め、TOPIX連動ETFや自動車株、銀行株、商社株がついてこなければ、市場全体より一部の銘柄の動きが目立つ地合いへ見方を変えます。反対に、日経平均とTOPIX連動ETFがそろって下げ幅を縮めれば、19日にみられた幅広い弱さが和らいだと判断できます。

為替については、ドル円が前日終値159.55円を回復すれば、158.22円まで進んだ円高方向の動きは巻き戻されたことになります。158.22円を下回る場合は、寄り前に確認した為替の方向が続いているとみます。

参考データ