
来週はトヨタとドル円を並べて見る
8月16日の日曜時点では、来週の日本株はトヨタの3020円とドル円159.31円を並べて見ます。14日のトヨタは+1.17%、日経平均は+0.59%、TOPIX連動ETFは+0.55%でした。
ただし、これだけで次の寄り付きを予想することはできません。日本株の大引け後を含むドル円の動きも踏まえ、次の取引時間にトヨタの上値と市場全体の地合いを確かめる、という来週見通しです。
14日はトヨタが指数を上回る
| 項目 | 最新値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| トヨタ | 3020円 | +1.17% | 8月14日 |
| 日経平均 | 68,713.8 | +0.59% | 8月14日 |
| TOPIX連動ETF | 437.8円 | +0.55% | 8月14日 |
| ドル円 | 159.31円 | -0.08% | 8月15日 |
トヨタは14日に35円高となり、日経平均とTOPIX連動ETFの上昇率を上回りました。一方、8月5日からの7取引日では、トヨタが+3.62%、日経平均が+3.64%、TOPIX連動ETFが+3.92%です。直近一日の強さは目立ちますが、7取引日で見ると市場全体を大きく上回ったわけではありません。
持ち株は一日と7取引日を分ける
トヨタを持つ投資家にとって、14日の値動きは日経平均より強い結果でした。ただ、7取引日の騰落率では日経平均とほぼ並び、TOPIX連動ETFを下回っています。一日の上昇だけで自動車株への物色が続くとは判断できない数字です。
日経平均だけでは足りない理由もここにあります。14日はトヨタが日経平均を上回った一方、7取引日ではTOPIX連動ETFの上昇率が最も高くなりました。日経平均だけを見ると、トヨタ固有の強さなのか、市場全体の地合いに沿った上昇なのかを分けにくいためです。
なお、トヨタ以外の自動車株の価格は今回の根拠に含まれていません。他社の持ち株への影響まで、トヨタの値動きから広げて判断することはできません。
材料は為替と相対的な値動き
確認できる材料は、トヨタと市場全体の相対的な値動き、そしてドル円です。ドル円は159.426円から159.305円へ下がり、表示上は159.31円となりました。前日比では0.121円のドル安・円高です。
一方、8月6日の157.60円と比べると、8取引日の騰落率は+1.08%でした。前日比と直近の比較期間では方向が異なります。このため、14日のトヨタ上昇を為替だけで説明することはできません。
販売動向、輸出採算、会社側の説明は今回の根拠にありません。業績への影響や株価上昇の理由としては扱わず、来週に確かめる項目として残します。
次は159.31円と3020円を見る
最初に見る数字はドル円159.31円です。ここからドル高・円安に動くのか、ドル安・円高に動くのかを見ます。ただし、為替の方向だけでトヨタの株価を決めつけることはできません。
次はトヨタの3020円です。14日の終値を上回って推移できるかを見れば、一日の上昇後も上値を試す動きが続いているかを判断しやすくなります。
市場全体では、日経平均68,713.8とTOPIX連動ETF437.8円が基準です。トヨタだけが上昇するのか、両方もそろって上向くのかによって、持ち株への見方は変わります。TOPIX連動ETFはTOPIXそのものではなく、市場全体の流れを見るための参考値です。
3020円を保てなければ見方を改める
判断を変える条件は、トヨタと市場全体の強弱が逆転することです。トヨタが3020円を下回り、日経平均が68,713.8、TOPIX連動ETFが437.8円を上回るなら、自動車株が市場より強いとの見方は採りにくくなります。
反対に、トヨタが3020円を上回り、ドル円も159.31円よりドル高・円安方向へ動くなら、為替と株価がそろうかを引き続き見られます。それでも、輸出採算の改善までは判断できません。
ドル円がドル安・円高方向へ動いてもトヨタが上昇する場合は、為替だけでは説明がつきません。その際は販売動向や会社資料など、今回の根拠にはない材料が必要です。