大引けの日本株で注目される半導体株とアドバンテストの動きを表したサムネイル画像です。
8月26日の日本株は上昇して引けました。なかでもアドバンテストは+3.63%と、日経平均の+0.62%を大きく上回っています。
一方、東京エレクトロンは+0.16%にとどまりました。米半導体指数も日本時間22時45分時点で+0.06%です。半導体関連はそろってプラス方向ですが、上昇の強さにはかなり差があります。
| 指標・銘柄 | 終値・現在値 | 前日比 | 7営業日前比 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 66,262.16 | +0.62% | -1.78% |
| TOPIX連動ETF | 428.2円 | +0.35% | -0.65% |
| アドバンテスト | 35,700円 | +3.63% | -0.45% |
| 東京エレクトロン | 55,500円 | +0.16% | -1.56% |
| 米半導体指数 | 11,594.442 | +0.06% | -3.32% |
| ドル円 | 159.36円 | +0.14% | +0.01% |
日経平均だけでは足りない理由は、この差にあります。日経平均は+0.62%でしたが、TOPIX連動ETFは+0.35%。さらに、半導体株でもアドバンテストの+3.63%に対し、東京エレクトロンは+0.16%でした。
指数が上がったという一点だけでは、持ち株の値動きまで説明できません。値がさ株のなかでも物色には濃淡がありました。
アドバンテストを持つ投資家には、指数を上回る強い一日でした。ただし、7営業日前との比較では-0.45%です。この日の上昇だけで、直近の調整を明確に抜けたとは判断できません。
東京エレクトロンは前日比でプラスを保ったものの、上昇率は+0.16%。7営業日前比も-1.56%でした。アドバンテストと同じ半導体関連でも、持ち株への影響は同じではありません。
幅広い大型株を持つ場合は、日経平均よりもTOPIX連動ETFの+0.35%が地合いを見る補助になります。ただし、これはTOPIXそのものではなく、連動ETFによる方向の確認です。
確認できる材料は、アドバンテスト、東京エレクトロン、米半導体指数がいずれもプラスだったことです。方向は一致していますが、米半導体指数の+0.06%に対し、アドバンテストは+3.63%。同じ方向でも勢いはそろっていません。
アドバンテスト固有の上昇理由を裏付ける開示内容やニュースは、今回の根拠には含まれていません。そのため、上昇の原因を特定したり、半導体株全体への買いが強まったと断定したりはできません。
ドル円は159.36円でした。前日比では円安方向ですが、変化率は+0.14%です。この数字だけでアドバンテストの上昇と結び付ける根拠はありません。
最初に見る数字は、米半導体指数の終値です。+0.06%は日本時間22時45分時点の値であり、米国市場の大引けではありません。
次に、アドバンテストと東京エレクトロンが次の取引時間でも同じ方向を保つかを見ます。アドバンテストだけが強い状態なら、半導体株全体の地合いとは分けて考える必要があります。
日経平均とTOPIX連動ETFの差も大切です。日経平均+0.62%、TOPIX連動ETF+0.35%という開きが縮まるかどうかは、物色の範囲を測る手掛かりになります。
半導体株の上値を見通すうえで、判断を変える条件は三つあります。
第一は、米半導体指数が大引けまでプラスを保つこと。第二は、アドバンテストだけでなく東京エレクトロンにも上昇が続くこと。第三は、日経平均とTOPIX連動ETFの上昇率の差が縮まることです。
反対に、米半導体指数がマイナスへ転じる、東京エレクトロンが弱含む、アドバンテストだけが指数を大きく上回る状態が続く場合は、半導体株全体の強さという見方を改めます。8月26日の大引けはアドバンテストが突出した一日であり、テーマ全体の上値を判断するには次の数字が必要です。